江戸時代の後期、さぬきの馬宿村に生まれた通賢は，手先が器用で，何にでも興味をもち，学ぶことが大好き。大阪で勉学をする機会を得るが，父の死をきっかけにさぬきに戻り，自分で勉学を続けていた。
人々のためにさまざまな物を造り出す通賢。しかし，人からは変人・奇才と呼ばれ，その業績はなかなか認められることはなかった。折からの財政難で困り果てた高松藩の依頼を受け，さぬきの地形の測量を開始。坂出に広がる入り江を見て，塩田事業を思いつく。そして・・・